
「湧水保全フォーラムinゆざ:ざわめく自然をめぐって」概要報告
去る11月17・18日に山形県遊佐町にて「第2回淡水魚保全シンポジウム」が開催されました。
トゲチョ会津ネットワークの想いとも重なる主旨でしたのでその大会の概要をお知らせします。

-日本=川国論-
日本は山国である。この山国観を別の角度から見れば川の多さを意味する。
つまり我が国は「川のクニ」といえる。
川のクニは川の多さだけを意味するものではない。
川は平地をつくり、人を集め人を生活の場ともした。
川のクニは表層水だけをいうのではない。
伏流水も湧き水も陸水であり、日本の典型性を表すひとつである。
つまり、我が国における水環境の典型性は豊富な水資源に支えられた、「史、文化、そして多様な生物相であった。
しかし、これらは近代化に伴い変容した。
そこで、この状況を展開するには、地域が地域に思い入れをもつ「郷土力」の育成が肝要である。
-自然のざわめき:生き物の多様性-
川は生活や意識の中からも距離を広げている。
自然からの様々な声、ざわめきも距離を広げている。
しかし、自然もざわめきをもたない自然が増えている。
また、自然のざわめきを感じない知覚も増えている。
人は今、ざわめく自然と接する努力もしなければ、原風景である、流域環境も消えてしまう。
私たちは個々の胸に体感して、ザワザワする自然のざわめきを自らが取り戻し、伝承すべき時がきている。

(報告:NPO法人阿賀川河川流域ネットワーク 坂下 諭)
2006年12月11日
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